遺言執行者代理として、兄弟間の不当な介入を排除し迅速に登記を完了した事例

【弁護士に相談に至った経緯】
父親が「預貯金の3分の1と自宅不動産を特定の子供に相続させる」という公正証書遺言を残して逝去しました。
依頼者は遺言執行者(遺言の内容を実現する責任者)に指定されましたが、他の兄弟から「早く進めないと困る」「自分に任せろ」といった激しい反発や介入を受け、身動きが取れなくなってしまいました。
【弁護士の対応】
当事務所が遺言執行者代理人として介入しました。遺言執行者が弁護士を代理人に立てることで、他の兄弟からの直接的なクレームや妨害を遮断。法的な権限に基づき、金融機関での預金解約および分配、司法書士と連携した不動産の移転登記を粛々と進めました。また、登記費用を誰が負担すべきかといった細かい争点についても、遺言の趣旨に沿って法的な回答を提示し、論破しました。
【結果】
他の兄弟の妨害を退け、遺言書の内容通りにすべての資産配分を完了しました。預貯金の分配から不動産登記まで、法的瑕疵のない形で迅速に終了させることができました。
【担当弁護士のコメント】
遺言執行者は、親族間では感情に流されて業務が滞ることが多々あります。弁護士が「実務の代行者」として入ることで、反対派の相続人も「法的に抗えない」と悟り、結果として早期解決に繋がります。
この記事の執筆者

オーシャンズ若松法律事務所
代表弁護士
若松 敏幸
保有資格弁護士
専門分野生前対策、相続トラブル解決
経歴
■ 昭和44年 山口県立大嶺高等学校卒業
■ 昭和48年 神奈川大学法学部卒業
■ 昭和50年 株式会社判例時報社入社
■ 昭和53年 司法試験合格
■ 昭和54年 株式会社判例時報社退職
■ 昭和54年 司法研修所入所
■ 昭和56年 司法研修所卒業
■ 昭和56年 弁護士登録(埼玉弁護士会)
■ 昭和58年 山口県弁護士会に登録変更
■ 昭和58年 下関市に「若松敏幸法律事務所」開設
■ 平成17年 山口県弁護士会会長
■ 平成4年~現在日本弁護士連合会 弁護士業務改革委員会 委員



